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FRBバランスシート過去最大に、連銀貸出も急増 危機対策に効果

2020年03月20日(金)11時57分

 3月19日、米FRBが公表したデータによると、FRBのバランスシートは今週、過去最高の4兆7000億ドルに達した。金利を引き下げた割引窓口(ディスカウント・ウィンドウ)貸出制度の利用も増えた。写真はFRB本部。ワシントンで2017年5月撮影(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が19日公表したデータによると、FRBのバランスシートは今週、過去最高の4兆7000億ドルに達した。金利を引き下げた割引窓口(ディスカウント・ウィンドウ)貸出制度の利用も増えた。新型コロナウイルス流行による経済への影響を軽減するため打ち出した措置の効果が出始めている。

ディスカウント・ウィンドウの利用は280億ドル超と、前週の1100万ドルから急増した。FRBが経済全般への信用供与に向け、金利を引き下げ、銀行に同制度の利用を促したことが背景。

同制度を巡っては、経営難の兆候と受け取られる可能性から利用を避ける銀行も多いが、FRBは15日、金利を0.25%に引き下げ、貸出期間を最長90日とし、利用を促した。[nL4N2B80HG][nL4N2BA0ZW]

FRBは19日のデータ公表の際に声明で「今週のディスカウント・ウィンドウを通じた貸し出しが大幅に増加し、家計や企業への信用供与支援に向けた調達手段としての利用に、銀行が前向きな姿勢を示していることは勇気付けられる」とした。

今週の同制度利用額は、米国が2007─09年のリセッション(景気後退)から脱却する途上だった09年10月以来の高水準だった。

同制度の貸し出しや、レポオペの拡大、債券買い入れ再開を通じてFRBのバランスシートは4兆7000億ドルに達し、過去最高を記録。前週から約3500億ドル拡大し、拡大幅も、前回の危機時を上回り、過去最大となった。

ロイター
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