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独IFO業況指数、3月は暫定で09年以来の低水準 景気後退の兆し
3月19日、ドイツのIFO経済研究所が発表した3月の業況指数は87.7で、2009年以来の低水準だった。写真はドイツのデュースブルクにある工場で1月撮影(2020年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベルリン 19日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所が19日発表した3月の業況指数は87.7で、2009年以来の低水準だった。新型コロナウイルスの影響で、ドイツ経済が景気後退(リセッション)に向かいつつある状況が浮き彫りになった。
2月の96.0から大幅に低下した。
クレメンス・フュースト所長は「落ち込みは1991年以来の大きさで、指数は2009年8月以来の低水準だった。ドイツ経済は急速にリセッションに向かっている」と述べた。今後の見通しがこれまでにないほど悪化しているという。
今回の数字は暫定値で、最終的な数字は25日に発表される。調査は2日から18日にかけて実施された。
リセッションを巡っては所長は最大で6%のマイナス成長となる可能性を警告。「今後の推移は新型コロナの感染状況次第だが、われわれは2020年の成長率について2つのシナリオを描いている。非常に好ましい数字はマイナス1.5%。もう1つは生産低迷が打撃となりマイナス6%まで悪化するシナリオだ」と述べた。
これとは別に、ドイツ経済研究所(DIW)は19日、新型コロナの感染拡大は少なくとも今後2四半期にわたりドイツ経済に甚大な影響を与えるとの見通しを示した。今年の国内総生産(GDP)はマイナス0.1%とみている。
この予想は、企業活動が急速な落ち込みの後にV字回復するとの楽観的見方に基づいている。
一方でDIWは、企業や消費者が抱える不透明感が長引いた場合、リセッションがより深刻化する可能性も指摘した。





