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中国、企業デフォルト時の対策強化へ=上海証券報
民間企業の債務不履行が増加するなか、中国当局は企業が債務不履行に陥った際の対策を強化する。上海証券報が25日に報じた。写真は北京中心部の金融街。2014年11月撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[上海 25日 ロイター] - 民間企業のデフォルト(債務不履行)が増加するなか、中国当局は企業が債務不履行に陥った際の対策を強化する。上海証券報が25日に報じた。
中国人民銀行、中国証券監督管理委員会(CSRC)、および、中国国家発展改革委員会(NDRC)は、債務不履行となった社債の処理に関するルールを間もなく発表する。債権差し押さえ手続きや債権者会議に関する指針も公表するという。
同紙によると、人民銀行の幹部は、2020年には信用リスクの監視を強化し、市場の期待を安定させると共に、返済義務を逃れようとする行為を取り締まる方針を示している。
フィッチ・レーティングスによると、1─11月の中国の民間企業の社債デフォルト率は4.9%と、過去最高を記録。来年も高止まりすると予想されている。





