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米中合意受けドル売り、英与党勝利でポンド上昇=NY外為市場
12月13日、ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し小幅下落した。米中の「第1段階」通商合意や英総選挙での与党保守党の大勝によって不確実性が一部解消され、安全資産としてのドルに対する投資妙味が薄まった。写真は2016年1月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)
[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し小幅下落。米中の「第1段階」通商合意や英総選挙での与党保守党の大勝によって不確実性が一部解消され、安全資産としてのドルに対する投資妙味が薄まった。
トランプ米大統領はこの日、米中が「第一段階」の通商合意に到達し、15日に予定していた対中追加関税の発動を見送ると明らかにした。発動猶予と引き換えに中国は米農産物の購入を拡大していくと強調。さらに第二段階の合意に向けた交渉を直ちに開始すると表明した。
テンパスのディーリング・トーレーディング部門バイスプレジデントのジョン・ドイル氏は「今朝は多くのヘッドラインが飛び交い、一部は矛盾する内容だったが、結果的には今週末に発動が予定されていた対中関税が延期、もしくは撤回される見通しとなり、過度なサプライズはなかったと言える」と述べた。
主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.18%安の97.22。一時96.719まで下げた。
安全資産とされる円
オフショア人民元
貿易問題に敏感な高リスク通貨への需要は引き続き低調で、豪ドルは対米ドル
ポンド/ドル
ドル/円 NY終値 109.36/109.39
始値 109.65
高値 109.67
安値 109.21
ユーロ/ドル NY終値 1.1119/1.1123
始値 1.1173
高値 1.1183
安値 1.1112
(表はリフィニティブデータに基づいています)