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米国株式市場は反落、重要日程控え警戒感

2019年12月10日(火)06時51分

米国株式市場は反落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)や米国の対中関税発動期限など、政治・経済の両面で重要日程を控え、警戒感が広がった。ニューヨーク証券取引所で撮影(2019年 ロイター/BRENDAN MCDERMID)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)や米国の対中関税発動期限など、政治・経済の両面で重要日程を控え、警戒感が広がった。

市場では、米国が15日に予定している対中追加関税の発動に踏み切るか注目が集まっている。中国商務省の任鴻斌次官補は9日の記者会見で、できるだけ早期に米中双方が納得する通商合意を得られることを期待すると述べた。

ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「市場は様子見モードだ」とし、「15日の関税を巡る動きが目先の取引を左右する最大の材料だ」と述べた。

今週はFOMCや英総選挙も控えるほか、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定の批准に向けた合意がまとまる可能性もある。

S&P500の主要セクターは、情報技術<.SPLRCT>やヘルスケア<.SPXHC>を中心に大半がマイナス圏で引けた。

個別銘柄では、貿易問題に敏感なアップルの下げが目立った。

企業ニュースでは製薬大手メルクががん精密医療のアーキュールを27憶ドルで買収すると発表。アーキュールの株価が2倍に上昇した一方、メルクは0.1%安となった。

複合企業スリーエム(3M)も1.0%安。シティグループが投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げたことを嫌気した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.02対1の比率で上回った。ナスダックでも1.34対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は62億株。直近20営業日の平均は66億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 27909.60 -105.46 -0.38 27987.05 28010.42 27906.14 <.DJI>

前営業日終値 28015.06

ナスダック総合 8621.83 -34.70 -0.40 8650.86 8678.85 8619.77 <.IXIC>

前営業日終値 8656.53

S&P総合500種 3135.96 -9.95 -0.32 3141.86 3148.87 3135.46 <.SPX>

前営業日終値 3145.91

ダウ輸送株20種 10676.51 -32.03 -0.30 <.DJT>

ダウ公共株15種 851.78 -3.26 -0.38 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1714.98 -9.23 -0.54 <.SOX>

VIX指数 15.86 +2.24 +16.45 <.VIX>

S&P一般消費財 953.89 +0.69 +0.07 <.SPLRCD>

S&P素材 374.82 -0.47 -0.13 <.SPLRCM>

S&P工業 678.85 -2.35 -0.35 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 640.88 +0.96 +0.15 <.SPLRCS>

S&P金融 501.07 -1.51 -0.30 <.SPSY>

S&P不動産 238.11 +0.32 +0.14 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 436.83 -1.08 -0.25 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1151.20 -7.91 -0.68 <.SPXHC>

S&P通信サービス 178.96 -0.52 -0.29 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1529.38 -7.43 -0.48 <.SPLRCT>

S&P公益事業 317.56 -1.56 -0.49 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.84億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23375 - 65 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 23370 - 70 大阪比 <0#NIY:>

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