ニュース速報

ビジネス

中国国家統計局、各省のGDP算出方法統一へ 信頼性向上目指す

2019年11月14日(木)18時12分

 11月14日、中国は2020年初頭から、各省の域内総生産(GDP)の算出方法を統一する。写真は3月北京で撮影(2019年 ロイター)

[北京 14日 ロイター] - 中国は2020年初頭から、各省の域内総生産(GDP)の算出方法を統一する。中国国家統計局の寧吉哲局長が声明を発表し、同局が経済指標の改革を主導し、GDPの計算方法を統一する方針を明らかにした。

寧局長は「地方のGDPの算出方法を統一する改革は、データの質や政府の統計の信頼性を向上させるための必要条件だ」と強調した。中国の各省のGDPの合計はこれまで、国家統計局が発表している中国全体のGDPを上回ることが多く、高成長によって評価されることを狙った一部の地方政府の当局者が数字を水増ししているのではないかとの疑惑がくすぶっていた。

中国全体のGDPの数字も幾分かさ上げされていると指摘するエコノミストもいる。キャピタル・エコノミクスのアナリストらは、2019年のGDP伸び率を5.2%と予想。中国政府の予想は6%強だ。

2018年の31の省のGDPを合計した数字と、国家統計局が発表した中国全体のGDPには1兆4400億元(2058億9000万ドル)の開きがあった。ニュージーランド1国のGDPにほぼ匹敵する規模だ。

中国政府はデータのねつ造に対する取り締まりを強化し、国家レベルと地方政府の統計システムの統一に取り組んできた。

国家統計局による改革が今後どのようにGDPの数字に影響するかはまだはっきりしない。同局が前月発表した第3・四半期のGDPは前年比6.0%増と市場予想を下回り、1992年の四半期統計開始以来、最低だった。

14日に発表された10月の鉱工業生産は前年比4.7%増と、伸びが大幅に鈍化し、市場予想を下回った。外需と内需の低迷や米中貿易戦争が依然として重しになっていることが浮き彫りとなった。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB、イラン戦争でも金利変更急ぐべきではない=政

ビジネス

南アフリカ経済、第4四半期は0.4%成長 市場予想

ワールド

「イラン国民は専制政治のくびき脱するべき」、イスラ

ビジネス

日産自、パパンCFOが退任 後任はレオンディス氏
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目のやり場に困る」密着ウェア姿がネットを席巻
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 6
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 7
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 8
    トランプも無視できない? イランで浮上した「危機管…
  • 9
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 10
    身長や外見も審査され、軍隊並みの訓練を受ける...中…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中