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効果的経済対策取りまとめたい、ワイズスペンディングに留意=西村再生相

2019年11月12日(火)10時42分

 11月12日、西村康稔経済再生相は閣議後会見で、先週末安倍晋三首相が指示した経済対策に関して「現時点で規模や(公表)時期は決まっていない」としつつ、「人手不足にも対応できるIT投資支援などワイズスペンディング(賢明な支出)の考え方に留意し、効果ある経済対策を取りまとめたい」と述べた。9月に首相官邸で撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 12日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は12日の閣議後会見で、先週末安倍晋三首相が指示した経済対策に関して「現時点で規模や(公表)時期は決まっていない」としつつ、「人手不足にも対応できるIT投資支援などワイズスペンディング(賢明な支出)の考え方に留意し、効果ある経済対策を取りまとめたい」と述べた。

11日に公表された10月の景気ウオッチャー調査が東日本大震災後の2011年5月以来の低水準にとどまったことに関連し、「かなり低い水準と認識している。昨年来、米中貿易摩擦など海外経済の不透明感を受け継続的に低下していた背景があり、台風19号による広範囲の被害も影響した」と指摘した。ただ前月比では10ポイントの低下にとどまったことにより、消費増税後に15ポイント以上低下した2014年と比べ、「今回の増税後の落ち込みは前回ほどでないとの認識に変わりはない」と強調した。

(竹本能文)

ロイター
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