ニュース速報

ビジネス

中国不動産投資、1─4月は前年比+10.3% 販売は減速

2018年05月15日(火)17時33分

 5月15日、中国国家統計局の発表に基づくロイターの算出によると、4月単月の中国不動産投資は前年同月比10.2%増と3月の10.8%増から伸びが鈍化した。借り入れコストの上昇や購入抑制策の強化で需要が圧迫された。写真は海南省のビル建設現場。1月撮影(2018年 ロイター/Matthew Miller)

[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局の発表に基づくロイターの算出によると、4月単月の中国不動産投資は前年同月比10.2%増と3月の10.8%増から伸びが鈍化した。借り入れコストの上昇や購入抑制策の強化で需要が圧迫された。

不動産市場は中国経済の主要な成長エンジンだが、過剰な資金流入を抑制する政府の取り組みを背景に鈍化が見込まれている。

キャピタル・エコノミクスの中国担当シニアエコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は指標発表後のノートで「不動産デベロッパーは住宅ローン融資の伸び鈍化や不動産規制の強化に伴う販売の伸び低迷に直面して新規プロジェクトを減らしている」と指摘した。

招商証券のアナリスト、張一平氏は実体経済に対する不動産投資の寄与は大幅に弱まっているものの、不動産投資の伸びは依然として堅調だと指摘した。

統計局によると、1―4月の不動産投資は前年比10.3%増加した。土地価格の上昇に加え、住宅購入規制があまり厳しくない中小規模都市の需要増で3年ぶりの大幅な伸びとなった1─3月(10.4%増)からやや鈍化した。

ロイターの算出によると、デベロッパーの信頼感を示す新築着工(床面積ベース)は4月単月では前年比2.9%増と、3月の17.8%増を大きく下回る伸びにとどまった。

4月の不動産販売(床面積ベース)は4.1%減と3月の3.2%増からマイナスに転落。市場抑制策を受けて需要鈍化の兆しが示された。

1─4月の不動産販売(床面積ベース)は1.3%増と1─3月の3.6%増から減速し、同期として2015年以来の低い伸びとなった。

1─4月の新築着工(床面積ベース)は7.3%増加した。1─3月は9.7%増だった。

*アナリストコメントを追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米政府の代表団乗せた飛行機、パキスタンに到着 イラ

ビジネス

経産省、ラピダスへの6315億円の追加支援決定 総

ワールド

宇宙船オリオン、4人乗せ地球に無事帰還 月の裏側を

ワールド

アングル:イラン戦争でインフレ再燃、トランプ政権に
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 5
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中