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第1四半期のユーロ圏GDP速報値、前期比+0.4% 予想と一致

5月2日、欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.4%、前年比2.5%それぞれ増加し、いずれもロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。2015年5月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)
[ブリュッセル 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.4%、前年比2.5%それぞれ増加し、いずれもロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。
前期比の伸び率は、それまでの3四半期の0.7%から鈍化した。
ユーロ圏景況感指数は3月には低下したが、4月はほぼ変わらずだった。これを受け、アナリストは今後数四半期のユーロ圏の経済成長は前年比2%前後で再び推移すると予想している。
ただ2017年の成長率である2.5%に達する可能性は低い。
キャピタル・エコノミクスのエコノミストは顧客向けリポートで「季節外れの寒波やスト、短期的なボトルネック、インフルエンザの流行などの一時的な要因が第1・四半期にGDPを押し下げたもようだ」と分析した。
その上で「消費者信頼感が高水準にあることを踏まえれば、消費が第2・四半期に加速し、GDPは前期比0.5─0.6%程度の伸びを回復すると予想する」とした。
またEU統計局が発表した3月のユーロ圏失業率は8.5%と、2月から横ばいだった。
*内容を追加しました。