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英スタンチャート、第1四半期の税前利益が20%増 予想上回る

5月2日、英スタンダード・チャータード銀行(スタンチャート)が発表した第1・四半期決算は、税引き前利益が前年同期比20%増の12億6000万ドルとなり、市場予想を上回った。写真は同行のロゴ。昨年9月にナイロビで撮影(2018年 ロイター/Baz Ratner)
[香港/ロンドン 2日 ロイター] - 英スタンダード・チャータード銀行(スタンチャート)
同行がまとめたアナリスト9人の予想平均は12億1000万ドル、前年同期は10億5000万ドルだった。
スタンチャートは2015年に就任したビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)の下で抜本的な改革を進め、復配も果たしている。
営業収入は7%増の39億ドル。2015年第2・四半期以来の高水準となったものの、市場予想に届かなかった。
主要事業の収入をみると、プライベートバンキング事業が前年同期比23%増となった一方、金融市場トレーディング事業が2%増にとどまった。
クレジットコストは前年同期と同水準。昨年第4・四半期に比べると、29%減少した。
同行は2月、株主資本利益率(ROE)で8%とする新たな中期目標を公表したが、達成時期は示していない。
第1・四半期のROEは7.6%。前年同期は6.3%だった。
アンディー・ハルフォード財務担当取締役は2日の電話会見で「(目標達成への)近道はないが、われわれは自信を強めている」と述べた。
*内容を追加しました。
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