ニュース速報

英EU離脱で再び不透明感、フィンランド首相「一段の時間必要」

2019年10月15日(火)04時44分

[ロンドン/ブリュッセル 14日 ロイター] - 英国と欧州連合(EU)が月末の期限までに合意にこぎ着けるかどうかを巡り不透明感が再び高まっている。

EU議長国を務めるフィンランドのリンネ首相は14日、英国との離脱合意にはまだ時間がかかるとし、週内に全面的な合意に至る公算は小さいとの見方を示した。

リンネ首相は「EU首脳会議前に実際的かつ合法的な方策で合意を見出す時間はない」との考えを示し、「一段の時間が必要だ。EU首脳会議に交渉する必要がある」と語った。

英とEUは週末、合意なき離脱を回避するために集中的に討議。しかし、双方ともに合意の達成に向けて、なおすべきことが多いとの認識を示している。

EU外交官はロイターに対し、英EUの離脱合意について「われわれはさほど楽観的ではない」と述べた。

英国ではこの日、エリザベス女王が英議会の新会期開会にあたり「女王演説」を行い、ジョンソン首相の施政方針を読み上げた。

エリザベス女王は「10月31日にEUから離脱することが英政府の優先課題」と強調。英政府が自由貿易などを巡り「EUとの新たな関係構築に向け取り組んでいく」と表明した。

ジョンソン首相も議会で「われわれは待つことはできない。離脱を完了させよう」と呼び掛けた。

離脱合意に向けた不透明感が再び高まる中、外為市場ではポンドが対ドルとユーロで約1%下落した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ドルの基軸通貨としての役割、市場が疑問視も 独当局

ビジネス

英CPI、食品データで2月から新手法 若干押し下げ

ワールド

ロシア軍がキーウ攻撃、2人死亡 オデーサも連夜被害

ワールド

イラン外相、「交渉は脅しと無縁」 米に申し入れせず
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化はなぜ不可逆なのか
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 5
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    「恐ろしい...」キリバスの孤島で「体が制御不能」に…
  • 9
    「発生確率100%のパンデミック」専門家が「がん」を…
  • 10
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 8
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 9
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中