ニュース速報

北朝鮮が再び弾道ミサイル、韓国のGSOMIA破棄決定直後

2019年08月25日(日)13時21分

[ソウル/東京 24日 ロイター] - 韓国軍は24日、北朝鮮が同日朝に短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体2発を発射したと発表した。米政府関係者によると、北朝鮮がここ最近相次ぎ発射しているミサイルと類似しているという。

北朝鮮によるミサイル発射は、米朝首脳が南北軍事境界線で会談した6月30日以降、7回目。今回は、韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決めた直後のタイミングとなった。

日本の岩屋毅防衛相は、「北朝鮮も地域の情勢をしっかりみているだろう。を突いたということではないか」と語った。

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は午前6時45分から同7時02分にかけ、軍事施設がある東岸の宣徳付近から2発の飛翔体を発射。東の方向へ380キロ飛行し、高度97キロに達した。

日本の防衛省はいずれの飛翔体も弾道ミサイルと判断。一発目が約400キロ、2発目が約350キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定している。

岩屋防衛相は、GSOMIAは11月22日まで有効であることから、韓国側に情報提供を要請する考えを示した。

トランプ米大統領は飛翔体発射を受けて24日、ホワイトハウスで記者団に対し、「金正恩朝鮮労働党委員長は私に対してかなり率直だ」と述べ、米国は北朝鮮と良好な関係を築いているとの認識を示した。

北朝鮮の国営朝鮮中央通信社(KCNA)は24日、「米国はわれわれが制裁解除にいつまでも執着しないということ、そして制裁解除と国家の戦略的安全保障を決して引き換えにしないということを明確に理解すべきだ」との見解を伝えた。

韓国大統領府は声明で、国家安全保障会議(NSC)が、軍事的緊張を高める行為を停止するよう北朝鮮に求めるとともに、できるだけ早期に北朝鮮が米国との協議再開に応じるよう外交努力を行うことで一致したと明らかにした。

*内容を追加しました。

(久保信博※)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、イラン戦争の目標達成に近づく=トランプ氏

ワールド

イラク、外国企業運営の油田で不可抗力宣言 ホルムズ

ワールド

英、米軍による基地使用承認 ホルムズ海峡攻撃巡り 

ビジネス

米国株式市場=大幅続落、中東緊迫の長期化がインフレ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 5
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「嘘でしょ!」空港で「まさかの持ち物」を武器と勘…
  • 9
    将来のアルツハイマー病を予言する「4種の先行疾患」…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中