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米ISM製造業指数、6月は2年半ぶり低水準 貿易不安根強く

2019年07月02日(火)03時26分

[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日公表した6月の製造業景気指数は51.7と、前月の52.1から低下し、2016年10月以来約2年半ぶりの低水準を記録した。市場予想は51.0。指数は50が判断の分かれ目となる。

米中貿易摩擦を巡る懸念や輸入関税によって生じたサプライチェーン(供給網)の混乱、在庫の積み上がりなどが圧迫要因となった。米航空機大手ボーイング737MAX型機の運航停止に伴い同機の生産が縮小していることも活動全般を下押しした。

内訳では新規受注が2.7ポイント低下の50.0と、15年12月以来の低水準。価格指数は5.3ポイント低下の47.9だった。一方、雇用は0.8ポイント上昇の54.5となった。

MUFG(ニューヨーク)の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「製造業は明らかに貿易を巡る不透明感の強まりで打撃を受けている」と述べた。

ロイター
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