[8日 ロイター] - 米航空機・機械大手ユナイテッド・テクノロジーズ<UTX.N>が、米防衛機器メーカーのレイセオン<RTN.N>と航空宇宙事業の統合で合意に近づいている。関係筋が8日、明らかにした。

実現すれば、新会社の価値は1000億ドルを超え、航空宇宙・防衛セクターで最大規模の統合となる。合意に至った場合、早ければ10日に発表される可能性がある。

ユナイテッド・テクノロジーズは主に商用機メーカーに電子・通信機器などを提供。一方レイセオンは主に軍用機・ミサイル向け機器を米政府に提供している。

事業統合は株式交換によって行われるという。ユナイテッド・テクノロジーズはこれまで、空調事業「キャリア」とエレベーター事業「オーチス」をスピンオフ(分離・独立)させる方針を示している。

ユナイテッド・テクノロジーズはコメントを控えた。レイセオンは現時点でコメント要請に応じていない。

ユナイテッド・テクノロジーズの時価総額は1140億ドルだが、「キャリア」と「オーチス」を除くと600億ドル弱となる。レイセオンの時価総額は520億ドル。

両社の事業統合の可能性については米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が先立って報道。ユナイテッド・テクノロジーズのグレッグ・ヘイズ最高経営責任者(CEO)が新会社を率いる一方で、レイセオンのトーマス・ケネディーCEOが会長となる見込みだと伝えた。

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