ニュース速報

ドル下落、FRB当局者のハト派発言受け=NY外為

2019年02月16日(土)09時01分

[ニューヨーク 15日 ロイター] - ニューヨーク外為市場でドルが値下がりした。サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁が、年内の利上げは不要との考えを示唆し、ハト派的な発言と受け止められた。

主要6通貨バスケットに対するドル指数は約0.1%安の96.901。

ユーロは対ドルで0.05%高の1.129ドル。

デイリー総裁は経済成長の減速に加え、インフレが抑制されていることを踏まえると、米連邦準備理事会(FRB)は年内に利上げを実施する必要はないとの考えを、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで示した。[nL3N20A4PD]

経済成長率が2%、インフレ率が1.9%という自身の予想通りに経済が推移すれば、物価圧力が上向き、成長が加速すると予想することはできないとの考えを示し、そうなった場合「(今年の)利上げの論拠はないと考える」と述べた。

今週発表された指標は、米小売売上高など弱い内容が相次いだ。

ウエストパックのストラテジストは「デイリー総裁のハト派的な発言は他のFRB当局者より踏み込んだ内容と受け止められ、前向きなリスク選好意欲が見られるようだ」と指摘し、「このことがドルを押し下げ、ユーロを押し上げた」と話した。

早い時間帯にはユーロが下落、対ドルで3カ月ぶりの安値に沈む場面があった。欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事が、新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の実施について討議していると明かし、材料視された。[nL3N20A47X]

クーレ専務理事はこのほか、ユーロ圏のこのところの景気減速はこれまでの予想よりも強く、幅広いものとなっているとの認識を示し、これによりインフレの道筋は浅いものになることが示唆されていると述べた。

ユーロはこの日幾分持ち直したが、2週連続で下落する見通しで、年初から1.77%値下がりしている。

米国のムニューシン財務長官と中国の習近平国家主席の会談結果も注目された。[nL3N20A4D6]

*写真を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ウォーシュ氏のFRB資産圧縮論、利下げ志向と両立せ

ワールド

米特使、イスラエルでネタニヤフ首相と会談へ=イスラ

ワールド

シンガポール、宇宙機関を設立へ 世界的な投資急増に

ビジネス

英製造業PMI、1月は51.8に上昇 24年8月以
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 3
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタリア建築家が生んだ次世代モビリティ「ソラリス」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 6
    中国がちらつかせる「琉球カード」の真意
  • 7
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 8
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 9
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中