ニュース速報

インタビュー:ベネズエラ政権交代、中国・ロシアにとって好ましい=グアイド氏

2019年02月01日(金)09時40分

[カラカス 31日 ロイター] - ベネズエラの暫定大統領就任を宣言した野党指導者、フアン・グアイド国会議長は31日、ロイターのインタビューに応じ、同国の政権交代は政情安定につながり、マドゥロ政権を支援する主要債権国のロシアと中国にとっても好ましい展開だとの見方を示した。

グアイド氏は、マドゥロ政権と結びつきが強いロシアと中国にメッセージを送ったと明かした。米国をはじめとする諸外国はグアイド氏を暫定大統領として承認したが、マドゥロ大統領はグアイド氏がクーデターを企てていると非難している。

グアイド氏は「ロシアと中国にとって最も好ましいのはベネズエラの安定と政権交代だ」と主張。「マドゥロ氏はベネズエラを守ってはくれない。誰の投資も守らないため、ロシアと中国が得することはない」と述べた。

警察はこの日、カラカスにあるグアイド氏の自宅に立ち入り、同氏の妻との面会を求めており、グアイド氏に対する締め付けを強化するマドゥロ政権の姿勢が鮮明となった。インタビューはグアイド氏の自宅で行われた。

ベネズエラの最高裁は29日、グアイド氏に対する予備捜査開始を認め、同氏の出国禁止と銀行口座凍結を命じた。同氏はこれに関し、逮捕は「恐れていない」と述べた。

同氏は、ベネズエラ政府は債権者や債券保有者に対する「責任がある」と強調。同国の政府機能はなおマドゥロ氏の支配下にある。

グアイド氏はまた、国営石油会社PDVSA [PDVSA.UL] の米子会社シトゴの支配権をどのように掌握するかについて検証していると述べた。米政府とグアイド氏は、ベネズエラにとって最大の海外資産であるシトゴの取締役会刷新を目指している。

グアイド氏は、政権交代が行われてもPDVSAは国営企業であり続けると述べ、低迷する石油部門の生産回復が最優先課題だと続けた。「われわれは経済、社会、政治に確実性を提供することを目指している」と語った。

*写真を差し替えました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ポーランドと独は欧州経済再生に共同責任、財務相が共

ビジネス

東京株式市場・前引け=大幅反発、米株高や円安で投資

ビジネス

デンソー、通期純利益予想を下方修正 米関税や部材高

ビジネス

中国でAI普及キャンペーン過熱 アリババは春節「お
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 3
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 4
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 7
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 8
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 9
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタ…
  • 10
    共和党の牙城が崩れた? テキサス州で民主党が数十…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中