ニュース速報

日経平均は続落、材料不足のなか需給の思惑などで下げる

2019年01月17日(木)15時35分

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株高と為替の円安を支えに反発して始まったが、追加の買い材料がなく上値を伸ばしきれなかった。市場参加者が少なく、利益確定や戻り待ちの売りに押される形で上げ幅を縮小、マイナス転換した。日銀が日経225連動型ETFの買い入れ比率を下げるとの思惑が浮上したことも上値圧迫要因となった。TOPIX、JPX日経400などはプラス圏で引けた。

TOPIXは0.35%高。東証1部の売買代金は1兆9778億円で今年最低だった。2兆円割れは昨年9月10日以来約4カ月ぶり。セクター別では、パルプ・紙、証券、その他製品、その他金融などが値上がり率上位にランクイン。半面、ゴム製品、水産・農林、小売などは軟調だった。市場では「直近の裁定買い残や信用買い残は低水準で売りが出尽くした状態にある。累積売買高の多い2万1000円程度までは戻り余地がありそうだ」(内藤証券投資調査部部長の浅井陽造氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、千代田化工建設<6366.T>が安い。同社が総額1000億円規模の金融支援を要請していることが分かったと日経ビジネスが17日報じた。増資による1株利益の希薄化などを懸念した売りが出た。リズム時計工業<7769.T>も軟調だった。同社は16日、中国の子会社で不適切な会計処理や購買取引が行われた疑いが判明したと発表した。不祥事の発覚を嫌気した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり1366銘柄に対し、値下がりが682銘柄、変わらずが80銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20402.27 -40.48

寄り付き    20544.23

安値/高値   20342.46─20571.75

TOPIX<.TOPX>

終値       1543.20 +5.43

寄り付き     1546.48

安値/高値    1537.83─1549.42

東証出来高(万株) 114873

東証売買代金(億円) 19778.33

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ハマス、人質のイスラエル軍兵士の遺体を返還へ ガザ

ワールド

中国外相、EUは「ライバルでなくパートナー」 自由

ワールド

プーチン氏、G20サミット代表団長にオレシキン副補

ワールド

中ロ、一方的制裁への共同対応表明 習主席がロ首相と
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 6
    高市首相に注がれる冷たい視線...昔ながらのタカ派で…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    【HTV-X】7つのキーワードで知る、日本製新型宇宙ス…
  • 10
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中