赤字の拡大を覚悟してでもデジタル化を

ところが生産性を高めるためITに投資すればするほど貿易赤字が拡大し、これが円安を加速させるという皮肉な状況が続く。

ひとたび競争力が落ちた国がそれを復活させるためには、さらに何倍もの努力が必要となる。デジタル赤字が貿易収支の悪化要因になっているからといって、デジタル化に躊躇すれば状況がもっと悪くなることは目に見えている。

短期的には貿易赤字の拡大を覚悟してでもデジタル化を進めると同時に、中長期的にはIT分野の競争力を強化しなければ、取り返しがつかないことになるだろう。日本は30年間、ITを軽視し続けてきたが、そのツケがマクロ経済にも大きな影響を及ぼし始めている図式だ。

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