[ベルリン 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は29日のイベントで、欧州は2007─2008年に見舞われたような銀行危機に直面していないとの見方を示した。

また、一部で出ている単一通貨ユーロは崩壊するとの懸念について、大げさなものと一蹴。一部加盟国が問題を抱えているに過ぎないとした。

イベント前のロイターの取材では、12月に見直し期限を迎える新銀行自己資本規制(バーゼルIII)案をめぐる懸念について問われると、「懸念を誇張することはしない。金融業界は過渡期に入り、学習段階にある」と発言。

金融機関は新たな銀行規制への適応方法を学ぶ必要があるとし、規制の変更は理にかなっており、正しい方向に向かうものだと語った。

総裁は、ロイターの取材では財務状態が懸念されるドイツ銀行についてのコメントを拒否したが、その後のイベントでは、いかなる金融機関も破綻させる前にあらゆる影響を検討することが重要だと述べた。

総裁はまた、中銀当局者はバーゼルIIIをめぐりまだ意見が割れているが、銀行に要求される自己資本比率が引き上げられる可能性は高いとの見方を示した。

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