[ローマ 25日 ロイター] - イタリア反体制派政党「五つ星運動」の共同創設者でコメディアンのベッペ・グリッロ氏は、2年前に退いていたトップの地位に復帰すると宣言した。

同国では、上院権限を縮小する憲法改正の是非を問う国民投票が年内に実施される予定で、レンツィ首相は国民投票に進退をかけている。五つ星運動は憲法改正に反対の立場だ。

同党は2013年の総選挙で大躍進を果たし、与党・民主党(PD)に続く第2党となった。ただ、共同創設者で党戦略の要だったジャンロベルト・カザレッジョ氏が今年4月に死去し、ローマ市長に今年当選したビルジニア・ラッジ氏は市幹部辞職などの問題が相次いだため、党内の混乱につながっていた。

グリッロ氏は24日遅く、南部パレルモにある大広場に集まった何万人もの党支持者に対し、「わたしは戻ってきた」と宣言。五つ星運動は「第2段階に入った」と強調した。

グリッロ氏のトップ復帰は、国民投票を否決に持ち込むため、五つ星運動を再活性化する狙いがあるとみられる。同党は憲法改正案は政府への権限集中につながるものだとして批判している。

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