[イタリア海軍空母ガリバルディ船上 22日 ロイター] - 独仏伊3カ国の首脳は22日、イタリア海軍の空母ガリバルディ船上で会談を行ない、英国が欧州連合(EU)離脱を決定した後の欧州について、あらゆる問題がEUの責任だと非難する大衆主義的な動きに背を向ける必要があるとの考えで一致した。
ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領、イタリアのレンツィ首相はこの日、「欧州連合の父」と言われるアルティエロ・スピネッリ氏の墓をイタリアのベントテーネ島で訪れ献花。その後、空母ガリバルディ上で会談を行なった。
レンツィ首相は会談前の共同記者会見で「多くの大衆主義者は移民・難民問題、経済問題など、すべての責任は欧州(の機関)にあるとしているが、これは正しくない」と述べた。
メルケル首相は「英国のEUを離脱するとの決定は尊重するが、他の27の加盟国は欧州の安全と繁栄を頼りにしているということを明確にしておきたい」と指摘。オランド大統領は国境管理を厳格化し、情報を共有することでEUは武装勢力から身を守らなくてはならないとの考えを示した。
今回の会談は来月ブラチスラバで開かれるEU首脳会議に向けた準備を兼ねたものだったが、象徴的な意味合いが強く、欧州繁栄に向けた方策をめぐる考え方は3カ国の間で溝がある。