[東京 10日 ロイター] - サッポロホールディングス <2501.T>は10日、2016年12月期の連結営業利益が前年比51.3%増の211億円になるとの見通しを発表した。主力のビールの販売増を見込んでいるほか、ほぼフル稼働となった「恵比寿ガーデンプレイス(YGP)」などの不動産事業が寄与する。
トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト7人の営業利益予測の平均値は188億円となっており、会社計画はこれを上回る。連結売上高は同5.9%増の5654億円になる見通し。
上條努社長は会見で「消費のトレンドは決して悪くない」と述べた。また「年明けも全事業が前年を上回っている」とし、順調なスタートを強調した。
国内ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)販売は、前年比3.2%増を計画している。ビールに吹いている追い風を活かし、主力ブランドの「エビス」で同5.0%増を狙う。こうした伸長を受けて、国内酒類事業の営業利益は増益に転じる。
国際事業は、北米での利益をベトナムでの販促に投じる構図に変化はなく、増益となる見通し。
一方、不動産事業は前年比20.7%の大幅増益を計画している。昨年末にほぼフル稼働となったYGPが通年で寄与するほか、銀座で複合商業施設「銀座プレイス」が今夏に開業することなどから、賃料収入が発生する。
15年12月期は、連結売上高が前年比2.9%増の5337億円、営業利益が同5.3%減の139億円になった。
(清水律子)