[ダボス(スイス) 20日 ロイター] - 欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)は20日、世界の主要な中央銀行は成長減速に対応するための一段の対応手段を持ち合わせているとし、ユーロ圏経済の回復に対する見通しに変化はないとの見方を示した。

世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の会場でロイターテレビジョンのインタビューに応じた。

今年に入り、中国懸念と原油安をきっかけに世界的に市場が混乱しているが、モスコビシ氏は、再び世界的な金融危機の状態に逆戻りすることはないと強調。

「もちろん懸案事項はあり、中でも中国が困難で不透明感の強い移行期にあることは考慮しなければならない」ものの、全体として世界経済への影響は限定的だとし「欧州への影響となるとさらに限られる」と述べた。

これまで歴史的な低金利を続け緩和政策を講じてきた世界の主要中銀には、景気てこ入れの手段が残されていないのではないかとの質問に対しては「武器は複数あるし、行動することも可能だ」と強調した。

欧州委員会が昨年11月に公表したユーロ圏の経済成長見通しでは2015年の成長率を1.6%とし、16年、17年はそれぞれ1.8%と1.9%と見込んだ。来月には見通しの更新を予定するが、モスコビシ氏は「大きく予測が変わることはない」との見方を示した。

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