[ロンドン 18日 ロイター] - 18日のユーロ圏金融・債券市場は、スペイン国債がイタリア国債をアウトパフォームした。ギリシャ債務危機が引き続き相場を揺らす中、スペイン国債入札に堅調な需要が集まった。
スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>が5ベーシスポイント(bp)低下して2.26%。イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は2.4bp低下して2.27%。
ポルトガル10年債利回り<PT10YT=TWEB>も6.6bp下がって3.12%。
スペインは3種類の国債入札を行い、計35億ユーロを調達した。財務省目標レンジの上限だ。
2018年4月償還債入札は平均利回りが0.655%。応札倍率は3.5倍、前回入札は2.3倍だった。5年債の応札倍率は3.8倍となった。
RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコビック氏は「スペイン国債入札の非常に良好な結果が好感され、相場の追い風となった」と分析する。
ギリシャ10年債の利回り<GR10YT=TWEB>はほぼ横ばいの13%。
ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)が開催されたものの、ギリシャのチプラス首相は、年金削減に否定的な見解を表明、事態打開がほぼ見通せなくなったとの見方が出ている。
また、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が、ギリシャが資金を返済しなければ、債務不履行(デフォルト)状態になるとの見解を示した。
IHSグローバル・インサイトのシニアエコノミスト、ディエゴ・イスカロ氏は「協議結果をめぐって不透明感が高まり、とりわけ南部周辺国に圧力が掛かり、ユーロ圏金融市場の変動が大きくなるだろう」と見通す。
ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>は0.8%と、低下幅が1bpを下回った。米連邦準備理事会(FRB)が17日、経済成長やフェデラルファンド(FF)金利水準の見通しを引き下げたことを受け、一時は0.728%まで低下した。