[ロンドン 26日 ロイター] - ギリシャの大手銀行は、自己資本の強化に向け、数十億ドルに上る海運業界への融資債権の圧縮を検討している。銀行や船舶融資業の関係筋が明らかにした。
1人の銀行筋は、「船舶融資を含め、複数の資産について検討を進めている」と述べた。「大きな流動性問題を抱えるギリシャの銀行にとって、このような資産を第三者に移転することは理にかなっている。不良債権を回収する体制がないからだ」と指摘した。
この銀行筋と船舶融資筋は、このような資産は海運業界の不良資産を買いあさっているプライベートエクイティに魅力的に映る可能性があるとの見方を示した。
もう1人の船舶融資筋は、ギリシャの銀行は海運会社に直接接触し、問題のない債権について割引価格での売り戻しを提案していると明らかにした。
「多少の割引価格でも基礎的資本の強化につながり、銀行にある程度の余裕が生まれる」とした。
海運業筋によると、ピレウス銀行
アルファ銀行の担当者はロイターに対し、「船舶融資の売却は検討していない」と述べた。ユーロバンクはコメントを避け、ピレウス銀行の幹部は関心がある企業から接触があれば、融資債権の一部売却を検討する可能性があるとしたが、差し迫った行動は予定していないと語った。
ギリシャ・ナショナル銀行の担当者は船舶融資に関するそのような決定はないと述べた。