[ロンドン 12日 ロイター] - 12日のユーロ圏金融・債券市場で、ギリシャ国債の利回りが低下。欧州中央銀行(ECB)が、ギリシャの銀行に対する緊急流動性支援(ELA)を拡大したとの報道を受け、同国と国際支援団の協議の行方を楽観視する投資家が買いを膨らませた。

ギリシャ3年債利回りは270ベーシスポイント(bp)低下し、18.36%。

同10年債利回り<GR10YT=TWEB>も60bp低下し、10.36%となった。

ECBがギリシャ銀に対するELAを50億ユーロ拡大したと、独ハンデルスブラット紙が報じた。ECBはこれまでに、ギリシャ中央銀行に対しELAを通じて約600億ユーロを国内銀に供給することを承認している。

同報道を受け、ギリシャ銀行株指数<.FTATBNK>も14%超上昇した。

ギリシャ支援をめぐり11日開かれたユーロ圏財務相会合(ユーログループ)では、ギリシャ政府が受け入れを拒否したことで合意には至らなかったものの、声明草案には新たな合意をまとめるまでの「つなぎ」として既存の支援プログラムの「延長」が盛り込まれていた。

ユーログループは16日に次回会合を開く。

スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は1.62%と、1月23日につけた過去最低の1.25%から約40bp上昇した。

独連邦債との利回り格差は133bpと、2カ月半ぶりの高水準に達した。

ギリシャ問題の他のユーロ圏周辺国への余波はこれまで限定的となっているものの、ギリシャの支援協議が失敗に終わり、ユーロ圏離脱という事態に陥った場合、その影響に対しスペインが最もぜい弱とみられていることを示唆した。

とりわけ、スペインでは11月に予定される総選挙を控え、極左政党「ポデモス」が台頭していることが懸念視されている。同党はしばしば、ギリシャのチプラス首相率いる急進左派連合(SYRIZA)と比較されている。

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