<トランプの支持率は40%台で、経済は好調。バンスの未来はトランプと一蓮托生だ>

ドナルド・トランプが2024年11月の米大統領選を制して復活を遂げたとき、副大統領候補として共に戦ってきたJ・D・バンスとその側近たちはひそかに自分たちの戦略を確認し合った。今後の4年間を副大統領として、そしてMAGA(アメリカを再び偉大に)派の後継者として生き延びるための戦略だ。

【動画】J・D・バンスとは何者か?なぜトランプは彼を副大統領に推したのか?

まず確認されたのは、副大統領として特定の政策課題を引き受けないこと(一連の戦略会議は24年12月の政権移行期に行われ、その詳細は当然のことながら伏せられていたが、筆者は事情に通じた3人に接触して情報を得た)。

その際、反面教師となったのは民主党ジョー・バイデン政権で副大統領を務めたカマラ・ハリスだ。バイデン大統領(当時)はハリスに複数の政策課題、とりわけ移民問題の解決を委ね、その対策の最前線に立たせた。結果、彼女は当時の野党・共和党から無能な「国境皇帝」と呼ばれた挙げ句、「バイデン後継」として出馬した24年大統領選ではトランプ陣営から、その移民政策を執拗に攻撃された。

だからバンスは「カマラ・ハリス型の副大統領」になりたくなかったと、バンスをよく知る人物は匿名で語った。代わりに目指したのはスイスのアーミーナイフのように万能な忠臣で、トランプの掲げる政策なら何でも擁護するタイプの副官。ただし28年大統領選に自分が出馬する可能性については、可能な限り触れずにいくことにした。

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トランプとバンスは「互いに信頼し切っている」