今回の論文によると、もし温室効果ガスが大量に排出される状況が変わらず、気候変動が加速し続けるとすると、気候変動が原因で1日の長さが延びるペースは、2100年には100年当たり2.62ミリ秒±0.79ミリ秒に達する可能性もある。

これは、月の引力の影響(100年当たり2.40ミリ秒)を上回る。

「仮に温室効果ガスの排出が大幅に抑制されたとしても、向こう数十年間は、100年当たり1.0ミリ秒のペースが続くと予想できる」と、この論文は記している。「もし温室効果ガスの排出が増え続ければ、このペースはさらに上昇する」

これにより、時間の計測の仕方にも影響が及ぶ可能性がある。これまで、世界的な時刻の基準である協定世界時と、地球の自転のペースのズレを補正するために、26年に協定世界時に1秒の「負のうるう秒」を導入する必要があるとされてきた。

しかし、いくつかの研究によると、地球の自転速度が遅くなっている結果、その時期を29年まで延ばすことになるかもしれない。

地球温暖化の影響は、思わぬところにも波及するのだ。

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