生命の多様性についてのより深い理解につながる

米自然史博物館のリチャード・ギルダー大学院における比較生物学の博士課程でヒルの研究を行ってきたテスラ―は、「この行動がどれぐらい頻繁に起こるのか、あるいはこれらのヒルが宿主を探すためにこの能力を使っているのかどうかは分からない。だが2本の短い録画の中で複数回のジャンプが捉えられたことを考えると、この行動はこの種にとって一般的なものなのかもしれない」と語った。

ファハミは2023年の研究旅行中にジャンプするヒルを収集し、これがマダガスカルに多く生息する種の「Chtonobdella fallax」であることを突き止めた。Chtonodbella属はマダガスカル、セーシェル諸島、マレー諸島や南太平洋諸島に広く分布して生息している。

ジャンプするヒルが発見されたことで、ヒルや生態系における彼らの重要性についての私たちの理解もさらに広がることになる。研究者たちが今後も生態系内におけるヒルの行動や交流を詳しく調べていくなかで、今回のような発見は間違いなく、地球上の生命の複雑さや多様性についてのより深い理解に貢献することだろう。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 進化する世界の鉄道
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。

鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます