
新型コロナウイルスに起因する脳機能の早すぎる衰えに苦しむ患者には朗報だが、それだけではない。幹細胞から育てた人工臓器(オルガノイド)が臨床的な研究に役立つことの証明ともなった。
論文の共同執筆者であるアーンスト・ウォルフタングは大学の記者発表で、「人間の脳オルガノイドを使って治療薬の臨床前スクリーニングを加速できることが分かった。動物実験を回避できるわけだから、世界中にインパクトを与え得る」と述べ、さらにこう続けた。
「この方法で薬剤のスクリーニングを行えば、アルツハイマー病を含む神経の老化に起因する病の研究に役立つはずだ」
<ニューズウィーク日本版別冊『世界の最新医療2024』より>
2026年10月13日号(10月6日発売)は「創刊40周年 世界に映った日本の姿」特集。
復刻版の創刊号特集で読む日本の「これまで」と「これから」
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます