ロシアの人権問題担当の国連特別報告者マリアナ・カツァロワ氏は11日、ロシア北極圏の刑務所で死亡したロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏について、刑務所内で殺害されたか、拷問に相当する刑務所での拘禁によって死亡したとし、ロシア政府に責任があるとの考えを示した。

カツァロワ氏はジュネーブの国連機関で開かれているロシアの政治犯に関する会合に出席。ロイターに対し、ナワリヌイ氏の死亡に「ロシア政府が何らかの形で責任を負っている」と語った。

 

その上で、ロシアで拘束されている他の人たちもナワリヌイ氏と同じ運命をたどる恐れがあると警告。「(ロシア政府による)弾圧の水準を踏まえると、ナワリヌイ氏のような事例は必ず出てくる」とし、特にウラジーミル・カラムルザ氏について心配していると述べた。

カラムルザ氏はプーチン政権に批判的なジャーナリスト兼活動家で、2023年に国家反逆罪などで25年の禁錮刑を言い渡され、現在ロシアで服役している。

ロシア刑務所当局は2月16日、ナワリヌイ氏が収監先の北部ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で死亡したと発表。ロシア対外情報局のナルイシキン長官は今月、ナワリヌイ氏は自然死したとの見解を改めて示した。



[ロイター]
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