ウクライナはロシアの変電所を攻撃しているのか

電気設備での一連の爆発や火災の報道は、ロシア全土の工業施設や発電所で記録的な数の火災が発生しているなかで浮上したものだ。オープンソース調査機関の「モルファー」によれば、ロシアでは2023年に同様の火災が939件(うち5件はモスクワ)発生しており、2022年の416件から125%超増加している。

これらの爆発の背景に何があるのか、またそれぞれの爆発同士に関連があるのかどうかは分かっていない。インターネット上では、ウクライナを支持しロシアに反発するパルチザン(民間人による軍事組織)が一部関与しているのではないかという憶測も浮上している。ロシアのあるパルチザンとつながりがあるテレグラムチャンネルは、1月30日にモスクワのシェルビンカ地区で起きた爆発は破壊工作の可能性があるとほのめかした。

ウクライナはロシア側からの攻撃に対して報復に出ており、ロシアの石油取引の拠点や交通インフラなどを標的にした攻撃もその一環という見方もある。

国際的にロシアの領土と認められている地域に対する攻撃についてウクライナが、自分たちが行ったものだと認めることは滅多にない。それでもウクライナ保安庁のある人物(匿名)は2023年9月、米ワシントン・ポスト紙に対して、ウクライナが国境地帯の近くにあるロシアの変電所に「攻撃を行い、成功した」と述べている。

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