日本から遠隔で国外の照明演出をコントロール

「YOI-en」を用いたさいたま市大宮盆栽美術館のライトアップイベントについて、開発者であるパナソニック エレクトリックワークス社の青木昌広氏は、その多彩な照明演出により「新しい街の賑わいを創出し、街演出の運用支援を行いたい。何より、新たな体験価値を生む『心を動かすコンテンツ』で感動を届けたい」と語る。

すでに「YOI-en」は、京都でのアートイベント「NAKEDヨルモウデ2022平安神宮」や、「サッポロアートキャンプ」(札幌芸術の森)に導入された実績がある。

さらに11月にはインドで、日本国内からクラウドを通じて遠隔でコントロールする照明演出を実施した。つまり、このシステムの活用により、世界のどこであっても、自然や街並みといった風景のポテンシャルを増幅させ、観光資源としての価値を高めることができるわけだ。

観光産業を適切に発展させることができれば、雇用を生み、施設や道路の整備を進め、地域を活性化させることにつながる。そのためにはまず、その地域の観光資源の価値を高める必要がある。

照明演出が地域活性化の一助となる──。一連の取り組みは、先進のデジタルテクノロジーが、持続可能なまちづくりに大きく貢献できることを示していると言えるだろう。

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