<地元の自然保護団体はクラウドファンディングを実施。情報提供者に懸賞金を支払う方針だ>

オーストラリアのクイーンズランド州・カウベイで4月以降、人間に殺害されたとみられるワニの「不自然な死骸」が2体、発見されている。4月に発見された死骸は頭部を欠損。5月には地元住民に愛された「リジー」というあだ名のワニが、「脊柱と頭だけ」の状態で、朽ち果てた姿で見つかったという。

【画像】ワニの「不自然な死骸」を2体発見...1体は頭部が欠損

クイーンズランド州の環境科学省は、2匹の死の関連性を調査中。ワニは何者かの「標的にされ、故意に殺された」可能性があるという。6月には、クイーンズランド州で観光ツアー事業を営むデビッド・ホワイトに、「自分が殺した」と語る匿名の男からの電話があった。

こうした事態を受け、地元の自然保護団体であるコミュニティー・レプリゼンテーション・オブ・クロコダイルズ(CROC)が立ち上がった。共同創業者のマット・コーニックは6月15日、クラウドファンディングサイト「ゴーファンドミー」にキャンペーンページを設置。情報提供者に支払う懸賞金を調達するため、寄付を呼びかけた。

同ページでは1万ドル(約145万円)の資金調達に成功。寄付金が200ドル以上の場合、6カ月以内に犯人の特定に至らなかった際には、全額が返金される。200ドル以内の場合、寄付金はCROCの運営資金に充てられるという。

コーニックは「これら2つの事件はおそらく関連があり、同一犯の可能性もあります。クイーンズランドのワニたちを守るために、私たちは一丸となって立ち上がらなくてはなりません。このような卑劣な行為に立ち向かうためには、厳しい手段を講じることが必要です」と説明している。

メールアドレスのみの無料会員登録で限定記事が読める。広告も少なく、ニューズウィーク日本版をもっと快適に
メールアドレスのみの無料会員登録で限定記事が読める。広告も少なく、ニューズウィーク日本版をもっと快適に
【関連記事】
ニューズウィーク日本版 ニュースが分かる 国際情勢バズワード50
2026年9月22日/29号(9月15日発売)は「ニュースが分かる 国際情勢BUZZワード50」特集。

トランプ思想・世界経済・安全保障の新常識。今盛んに使われるキーワード50を徹底解説

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます