<批判の矛先は国連全体にも飛び火>

5月26日、スイス・ジュネーブで開催されたWHO(世界保健機関)の総会で、執行理事会の新メンバーに10カ国が選出された。オーストラリアやウクライナと共に選ばれたのが北朝鮮。この決定に異論が噴出している。

最大の理由は深刻な人権侵害にある。北朝鮮では強権的な金正恩(キム・ジョンウン)体制下で適切な公衆衛生が提供されず、国民は飢えや貧困に苦しんでいる。

NGO「国連ウォッチ」代表の人権弁護士ヒレル・ノイアーは、北朝鮮の理事国入りは「世界有数のおぞましい政権がヘルスケアの世界的ガバナンスの基準を策定・強化する集団に加わることを意味する」とツイート。金の意向がWHOの政策に影響を及ぼす可能性も懸念される。

批判の矛先は国連全体にも飛び火しており、なかにはコロナ禍の存在自体を否定していた北朝鮮が理事国入りしたのに、模範的な危機対応を見せた台湾が排除されているのはおかしい、といった声まで上がっている。

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