書評家としての役割は「ドアを開けること」

いまの時代、「生産性を10倍に」といった刺激的な内容がクローズアップされがちです。でも人間はもっとおっとりした生き物なのではないでしょうか。生産性向上を追求しすぎると、場合によっては自分を追い詰めてしまうことになりかねないと思うんですよね。

ですから、つい「できない」=「ダメ」と考えがちですが、僕は「できない」=「できるようになる可能性がある」と捉えているんです。僕が選んだ推しベスト5の共通項も、「もっとラクに生きていけばいい」というメッセージが込められている点だといえます。

あくまでビジネス書は自分の人生をサポートしてくれるもので、主体は自分自身。ビジネス書の内容や他者の解釈に振り回されすぎずに、「利用する」というスタンスでいるのがいいと思います。

書評家としての自分の役割は「ドアを開けること」。「ドアの先にこれがあるから、それを目指せ!」ではなく、「このドアの先に、僕がおもしろいと思うものがありますよ」という「案内人」のような役割でいたいんです。

ですから新著でも、多様な読者が、多様な角度から、自分にヒットする本を見つけることができるように工夫を凝らしています。読者のみなさんそれぞれが、自身にとっての「推し」の一冊を見つけていただけたら嬉しく思います。

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10年間で1万冊を読破したライフハッカー書評家が厳選 いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本
 著者:印南敦史
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遅読家のための読書術
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読書に学んだライフハック
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書評の仕事
 著者:印南敦史
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印南 敦史(いんなみ あつし)

作家・書評家

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー[日本版]」「ニューズウィーク日本版」「WEBRONZA」「WANI BOOKOUT」などで連載を持つほか、「ダ・ヴィンチ」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(ダイヤモンド社)、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)、『人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方』(日本実業出版社)、『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(星海社新書)など著作多数。

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flier編集部

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