ロシアは、ウクライナ東部ルハンシク州の要衝セベロドネツクのアゾト化学工場に立てこもるウクライナ兵に対し、15日に武器を置いて投降するよう求めた。

この工場では数週間にわたりロシア軍の砲撃などにウクライナ軍が抵抗を続けており、ウクライナによると500人以上の民間人が取り残されている。

インタファクス通信によると、ロシア国家防衛管理センターのミハイル・ミジンツェフ所長はウクライナ兵について、モスクワ時間午前8時(日本時間午後2時)から「無意味な抵抗をやめ、武器を置くべきだ」と語った。民間人に関しては人道回廊を通じて避難させる意向を示した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は14日深夜に演説し、セベロドネツクおよびハリコフ地域におけるロシア軍との戦闘で苦戦が続き、ウクライナ軍は甚大な損失を被っていると述べた。

「これまでと同様、最も激しい戦闘はセベロドネツクとその周辺で起きている。残念ながら損失は甚大だ」としながらも、「われわれは持ちこたえなくてはならない。敵の損失が多ければ多いほど、攻撃を続ける力は減少する」と述べた。

ロシア軍はセベロドネツクと別の地域を結ぶ橋を全て破壊。ウクライナ側はセベロドネツクと川を挟んだ隣接市リシチャンスクを依然として支配しているが、包囲される恐れがあることを認めている。

ウクライナ当局は米国とその同盟国に対し、大砲や戦車、無人機などの武器供与拡大を改めて要請している。

15日にブリュッセルで開催される北大西洋条約機構(NATO)国防相会合ではウクライナへの軍事支援が主な議題となる。

[ロイター]
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