<小学2年生の男児が歯を折る怪我を負ったが、学校側は警察に「偶発的な事故」とのみ報告。監視カメラ映像によって「嘘」が明らかに>

米ミネソタ州の小学校に通う2年生の男児が、教師から暴力を受けたと両親が訴えている。両親によれば学校側は事件化を避けるため適切な対応をとっていなかったが、事件の様子をはっきりと捉えた監視カメラ映像が公開されたため、大きな騒ぎに発展している。両親は教師と学校区を公に非難し、結果的にこの教師は仕事を失った。

男児の両親であるランス・ジョンソンと妻ジョディが訴えているのは、3月28日の授業中に起きた出来事についてだ。プリンストン・パブリックスクールで2年生の体育を担当していた教師のキム・ノイバウアーが、息子のイーストン(8)の顔めがけてホッケーのスティックを投げつけたという。2人によれば、これが原因でイーストンは歯を1本失う怪我を負った。

では、実際に授業では何が起きたのか。公開された監視カメラ映像を見ると、授業終了時に生徒たちがそれぞれ自分の使ったホッケーのスティックを、一カ所に集めて返却していく様子が映っている。だがイーストンがそこに自分のスティックを放るように置くと、教師のノイバウアーはそれを拾い上げ、イーストンに向かって強く投げつけた。

スティックはイーストンの顔を直撃し、彼が両手で顔を覆う様子がはっきりと見て取れる。別の生徒が驚いて手で口を覆う様子も映っているが、映像の中のノイバウアーは全く動じていないように見える。

「わざと怪我をさせようとするかのように投げた」

「(映像を)見れば見るほど悲しくなる」と、父親のランス・ジョンソンはFOX 9に語った。「彼女は1.5メートルほど離れたところにいて、ためらう様子もなかった。スティックをつかんで、息子にわざと怪我をさせようとするかのように、力いっぱい投げつけた」

FOX 9は、スティックを投げつけられたことで前歯を1本失ったイーストンの口元の写真を紹介し、イーストンがその後「学校に行くことに不安を感じる」ようになったとつけ加えた。

母親のジョディは、息子が3年生になるのに合わせて新しい学校に転校させると述べた。イーストンは、新しい学校の体育の授業ではどんなことをするのか、教師はどんな人なのかと尋ねてくるという。

ミネソタ州の学校区は6月6日にウェブサイト上に「インシデント報告」を掲載し、ノイバウアーについては4月8日付で、学年度の残り期間を休職扱いとしたことを説明した。学校区と彼女の雇用契約は、6月3日に正式に打ち切られた。

学校は警察に「偶発的な事故」と報告
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