<ソマリアで大統領選が行われたが、1年以上の延期の末、妥協の連続の末の実施だった>
5月15日、アフリカ東部のソマリアで大統領選が行われ、前職のハッサンが現職のファルマージョを破って5年ぶりに指導者の座に返り咲いた。
この選挙は当初、1年以上前に実施される予定だった。
しかしアルカイダ系のイスラム過激派組織アルシャバブによる支配地域の拡大や政権内の内部闘争が原因で延期。このタイミングで何とか実施にこぎ着けられたのは、IMFの融資継続の条件とされた期日が迫っていたためだ。
選挙の方式も妥協の連続だった。
政治システムの民主化を掲げたファルマージョは国民による直接選挙の実施を目指していたが、結局は各地の氏族の長らによって選ばれた上下両院議員による投票となった。
しかもテロへの懸念から、投票は空港で行われた。
新大統領の前には難題が山積みだ。
干ばつの影響で国民の4割近くが飢餓に直面し、国家財政は外国からの支援頼み。さらに北部の未承認国家ソマリランドの独立問題という火種もくすぶっている。
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