<ウクライナ副大統領が支援を要請すると、マスク氏は10時間半でサービス開始のスピード対応。日本時間の本日3月1日未明、通信用アンテナも現地に届いた>

ロシア進軍によりインターネット接続が遮断されているウクライナで、スペースX社のスターリンク衛星通信が利用可能となった。現地副大統領からの応援要請ツイートに、イーロン・マスクCEOが応えた。

ウクライナのムィハーイロ・フョードロフ副大統領は2月26日午後2時6分(ウクライナ現地時間)、マスク氏に宛てたツイートを通じ、衛星ネット回線の提供を要請した。

「@elonmusk 、あなたが火星への入植を考えているその間にも、ロシアはウクライナを占領しようとしているのです! あなたのロケットは宇宙から無事着陸したかもしれませんが、ロシアのロケットはウクライナの民間人たちを攻撃しています! ウクライナにスターリンクの送受信機を提供し、また、分別あるロシア人たちに立ち上がるよう呼びかけてはもらえませんか。」

即断のマスク氏、10時間半でサービスインへ

ツイートを受け、マスク氏は支援を即断する。要請ツイートからわずか10時間27分後には、ツイッター上のリプライにて、ウクライナでのサービスを開始したと発表した。

「ウクライナでスターリンクのサービスを利用できるようになりました。追加の端末を配送中です。」 

要請から2日後には、送受信用端末が現地に到着する。フョードロフ副大統領は現地時間28日、「スターリンクが......届いた。ありがとう @elonmusk」の謝辞とともに、車両に積まれた多数のスターリンク衛星端末の写真をツイートした。

この謝礼ツイートは瞬く間に世界に拡散し、40分間で11万件を超える「いいね」を集めた。マスク氏はこれに「どういたしまして」と短く応じている。最初のツイートからサービス提供開始と送受信アンテナの現地到着まで、56時間13分というスピード対応だった。

デジタル大臣を兼任、機敏な副大統領