1章は「準備する」。勉強しやすい環境や、睡眠時間などの体調管理についてです。

2章は「インプットする」。人の話を聞く、読書をするというのもインプットですね。

3章は「心を整える」。気持ちが落ち着かないと集中できません。集中して勉強するにはどの音楽が合うかといったマインドセットのあり方について書いています。

4章の「アウトプットする」はノートに書いたり、話したりすることです。

最後、5章は「しくみをつくる」。三日坊主ではなく、長続きする仕組みをいかにつくるか、いろいろな人の継続の成功例をまとめています。

アウトプットを7割に ――『アウトプット大全』

井手: 今回は本書で紹介されている100冊のうち、いくつかご紹介いただきます。

原: こちらは精神科医、樺沢紫苑さんのベストセラー、『アウトプット大全』です。

本書では、勉強のインプットとアウトプットの比率は3:7が望ましいという研究結果が紹介されています。ところが、実際多くの学生のインプットとアウトプットは7:3となっており、理想的な比率の真逆になっているという調査結果もあります。

情報過多の現代において、インプットを多めにしてしまう状況は分からなくないですが、インプットが多いと、記憶の定着にもマイナスに働くとされています。

井手: 私も経験上、人に推薦、紹介するような本は記憶に残っていますが、一度読んだだけの本はなかなか覚えていないですね。

原: 比率に加え、意識付けも大切です。アウトプットする予定を先に入れておくことで、それを見越したインプットのし方になるため、定着する記憶の質も違ってくるというのです。

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『学びを結果に変える アウトプット大全』

著者:樺沢紫苑

出版社:サンクチュアリ出版

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間違いやすい問題ノートをつくるーー『自宅学習の教科書』

原: 続いてご紹介するのは教育YouTuber、葉一さんの『自宅学習の強化書』です。著者は本書で完全オリジナルの「私が間違いやすい問題ノート」をつくることを勧めています。

この方法は、私よりも小4の一人娘に効果的でした。娘は以前、問題が解けなくてめげることもたびたびあったのですが、このノートをつくるようになってから、間違っても凹まなくなりました。むしろ、間違えるとその問題を書き出し、ノートに付け加えようと前向きに捉えるようになったのです。

そのノートを読み返していくことで問題が解けるようになり、弱点克服につながります。また、ノートという形で残るので、「1冊分が終わったよ」と達成感や充実感が得られ、非常に効果的でした。もちろん、子どもだけでなく、昇進試験や資格試験を控えているような大人にも有効ですね。

井手: 間違えることがダメなんだという雰囲気ではなく、間違えているところこそ重要だという論点ですね。

原: はい。まさにそれを形にして「間違いやすい問題ノート」を育てる感覚です。

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『自宅学習の強化書』

著者:葉一

出版社:フォレスト出版

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