<米有権者が長い列を作るのは、史上最も重要な大統領選だからというだけでなく、公正な選挙が行われると信じていないからだ>

テキサス州が米大統領選の期日前投票をスタートした10月13日、ソーシャルメディアには、数百人の住民が投票所の外に長蛇の列を作り、投票の順番を待つ写真や動画があふれた。

住民は投票所が開く前、ときには夜明け前から、やってきて並んだ。投票所がある建物や駐車場をぐるりと取り囲むほど長い列もあった。

地元のニュース番組「テキサス・キャピタル・トゥナイト」は、テキサス州サウスオースティンで数百人の有権者が並ぶ様子を撮影して投稿した。

「テキサスで期日前投票がスタートしました! この列はサウスオースティンの投票所で、駐車場の裏まで伸びています」と、リポーターはコメントした。複数の何人かは、投票所が開く前の午前7時から並んでいたという。

ヒューストンの地元メディアCW39ニュースも、投票所周辺の様子を撮影した。

「駐車場は一杯で、行列は建物を取り囲んでいます」とコメントにはある。「忘れないでください。ハリス郡内なら、住民はどの投票所でも投票ができます」

ツイッターユーザーのジェニファー・G・ハドソンも、開場前から投票所に詰めかける有権者の様子を撮影した。

「これはびっくり! 写真は、ヒューストン郊外にあるテキサス州パーランドで、投票するために朝の7時半に並んでいた人の列。投票所は9時まで開かないのに」と、ハドソンは書いている。「私はここに13年住んでいるけど、投票する人の列なんて初めて見た」

ハリス郡書記官の公式ツイッターアカウントによると、同郡では、現地時間午前10時45分の時点で2万5000人以上の有権者が投票を済ませたという。

「アメリカ史上、最も重要な選挙」と言われる盛り上がりに加え、選挙当日には投票所が「密」になりそうなことや、もっとラクな郵便投票にはドナルド・トランプ大統領が「不正の温床」と反対していることなどの背景がありそうだ。

懸念はそれだけではない。フォートベンド郡では、技術的なトラブルから、予定の時間に投票を時間通りに開始できなかった。ありがちなことだが、フォートベンド郡判事のKP・ジョージは「非常に遺憾」とツイートした。今回の選挙では、ライバル陣営の支持者の投票を妨害する「投票妨害」が強く警戒されており、本当に技術トラブルなのかと疑念をもたれないからだ。

「トラブルの責任者は説明の義務を負う。投票妨害が現実の脅威である背景を踏まえ、徹底した捜査を命じる」と、同判事は続けた。

(翻訳:ガリレオ)

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