Nobuhiro Kubo

[東京 6日 ロイター] - 三菱重工業は6日、2027年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比32.5%増の4400億円になりそうだと発表した。前年比14.4%増の3800億円としていた従来予想を上方修正した。人工知能(AI)ブームで高い需要が続くガスタービンに加え、原子力、防衛事業などで売り上げが拡大、値上げや工程の改善などで採算性の向上を見込む。

IBESがまとめたアナリスト16人の予測平均4404億円と同水準。

将来の売上高につながる受注高見通しは7兆円から8兆円に上積みした。データセンターの増設などで電力需要が高まる北米やアジアを中心に、発電効率の高いガスタービンの引き合いが引き続き強いという。交換用部品の生産能力増強を中心に、5000億円規模を投資する。

会見した伊藤栄作社長は、米中間選挙の結果がガスタービン需要に与える影響は限定的との見方を示した。「データセンターは多少の変化はあると思うが、中期的、長期的にはAIの活用やデジタル化など大きな流れは変わらない」と語った。競合他社に比べて電力会社に納入する割合が大きいことも、データセンター向けの需要が低下した場合に強みだとした。

同時に発表した26年4─9月期の連結純利益は前年同期比76.9%増の2032億円だった。過去に納入したガスタービン発電所の部品交換で675億円の営業損失を計上したものの、各事業が堅調に推移したほか、為替差益や金融収益が利益を押し上げ、過去最高を更新した。

発行済み株式の3.6%に当たる1億2000万株・3000億円を上限とする自社株買いも決めた。全株を消却する。

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