Summer Zhen
[香港 5日 ロイター] - 中国・香港株式市場は上昇して引けた。米中間選挙を受けセンチメントが回復し、香港株は21カ月ぶりの大幅高となった。中国株は小幅に上昇した。
香港のハンセン指数は3.7%高で終了。2025年2月以来の大幅な上昇率を記録した。
ハンセンテック指数は5.6%急伸。指数への影響が大きいアリババとテンセントは、それぞれ8%超、7%超上昇した。
米中間選挙後の不透明感の後退が好感され、前日の米株高に追随した。
モーニングスターのアナリストは5日公表の投資見通しで「中国と香港は引き続き相対的に魅力がある」と指摘した。10月の調整局面では、ハンセン指数が5%、CSI300指数が9%下落していた。
同社のアジア株式調査ディレクター、ロレイン・タン氏は、ファンダメンタルズの悪化ではなく、人工知能(AI)への懸念から大きく売られた優良銘柄には、今回の調整が反発の機会をもたらす可能性もあると述べた。同社はアリババとテンセントに強気の見方を示している。
珠海華発集団が地元政府から資金支援を受けたことを受け、不動産株が反発したことも相場を支えた。
中国本土A株市場では、CSI300指数が0.3%高、上海総合指数が0.1%高で終了した。
業種別では、太陽光発電株、半導体株、新エネルギー株が買われた。一方、石油株と光通信株は売られた。
CCBインターナショナルのチーフエコノミスト、クリフ・チャオ氏は、民主党が米中間選挙で圧勝した後も、先端技術を巡る米中の競争は続くと予想。民主党が商務省の輸出許可に対する議会の監視を強化し、関連する規制法案を推進する可能性があるとした。
同氏は「中国国内の技術サプライチェーンでは、明暗がさらに分かれる可能性がある」と指摘。米国のAI設備投資に大きく依存するハードウエア輸出企業は影響を受ける可能性がある一方、画像処理半導体(GPU)、半導体製造装置、先端パッケージング、計算インフラは、技術自立の必要性から引き続き恩恵を受ける可能性があると述べた。
国有石油大手ペトロチャイナは8%下落した。民主党の勝利で米国とイランの戦争終結への期待が高まり、原油価格が下落したことが圧迫した。
深セン総合指数は1.6%高。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は0.9%高、上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は1.7%高となった。