Hiroko Hamada
[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続落し、前営業日比1.79%(1110円73銭安)の6万1077円90銭で取引を終えた。朝方はプラスでスタートしたものの、指数寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体関連への売りが継続し、次第にマイナス圏に沈んだ。後場は一段と下げ幅を拡大し、一時6万1000円を割り込んだ。一方、TOPIXはしっかりだった。
日経平均は前営業日比0.32%高でスタートした後は徐々に軟化。米中間選挙の結果を受けたAI規制強化やデータセンター建設遅延の思惑が引き続き重しとなり、関連銘柄が大幅に売られた。後場終盤にかけて日経平均はさらに下げ幅を拡大し、一時2.26%(1402円44銭)安の6万0786円19銭で安値を付けた。半面、自動車などのバリュー(割安)株やAI以外の主力株への物色が活発で、プライム市場全体では7割超の銘柄が上昇した。
決算を発表した銘柄の売り買いも目立ち、後場に業績見通しの引き上げや株主還元強化を発表したトヨタ自動車は16%超高となった。
マネックス証券のチーフ・マーケット・アナリスト、吉野貴晶氏は「中間選挙を経てデータセンター建設への懸念が高まっていることから、AI・半導体関連はどうしても売られやすくなってしまっている」と指摘する。目先は「原油価格の下落でインフレ懸念が緩和されるとの思惑で、内需株が見直されそうだ。当面は内需株やバリュー株に資金が向かいやすい」とみている。
TOPIXは1.16%高の3940.39ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.16%高の2030.92ポイントだった。プライム市場の売買代金は11兆7850億1600万円だった。東証33業種では、輸送用機器、不動産、ゴム製品など25業種が値上がり。非鉄金属、鉱業、海運など8業種は値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が5日続落し、2.32%安の751.46ポイントだった。
個別では、アドバンテストが14%超安、キオクシアホールディングスが13%超安と大幅下落。東京エレクトロン、イビデン、TDKも軟調。ファーストリテイリングは4%超高で堅調。自動車株は全面高で、ホンダやスズキが大幅高となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1130銘柄(72%)、値下がりは410銘柄(26%)、変わらずは12銘柄(0%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 61077.90 -1,110.7 62384.73 60,786.19
3 ─62,653.98
TOPIX 3940.39 +45.01 3942.80 3,914.86─
3,988.52
プライム市場指数 2030.92 +23.32 2032.30 2,017.86─
2,055.03
スタンダード市場指数 1614.58 -1.79 1630.52 1,612.21─
1,637.55
グロース市場指数 950.78 -21.24 981.54 949.66─98
7.91
グロース250指数 751.46 -17.81 777.19 750.47─78
2.73
東証出来高(万株) 395805 東証売買代金(億 117850.1
円) 6