Scott Murdoch Sameer Manekar

[5日 ロイター] - 豪ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のアンドリュー・アービン最高経営責任者(CEO)は5日、オーストラリアでリセッション(景気後退)リスクが高まっているとの認識を示した。今年5回の利上げの負担が消費者にのしかかり、経済成長は横ばいとなっていると指摘した。

「(経済)成長率は1%程度になるというのが中心シナリオだ」と述べた。「景気後退が最も可能性の高いシナリオだとは考えていないが、その確率はおそらく高まっている」とした。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)が今年実施した一連の利上げの負担を、NABの顧客はこれまでのところ吸収できていると述べた。

失業率が「やや上昇する」との見方を示し、「今回で利上げが終わり、来年冬ごろには利下げが始まることを期待している」と語った。

豪中銀は3日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、18年ぶりの高水準となる4.85%とした。

NABが5日発表した9月末までの通期決算は、調整後利益(キャッシュ利益)が61億4000万豪ドル(43億米ドル)となった。ビジブル・アルファがまとめた市場予想の63億3000万豪ドルを下回り、前年の70億9000万豪ドルから減少した。与信費用が86%増加したことが響いたほか、コストも予想を上回った。

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