Casey Hall
[上海 5日 ロイター] - 中国最大の輸入博覧会、中国国際輸入博覧会(CIIE)」が5日午前、上海で開幕した。
CIIEは、中国の市場開放姿勢をアピールするため習近平国家主席が2018年に創設した。今回で9回目の開催となる。外国企業が新製品を発表し、中国企業と購買契約などを締結する主要な機会となっている。主催者によると、25年は800億ドル超の暫定合意が結ばれたという。
・今年の会期は11月10日まで。162の国・地域・国際機関、4142社が参加する。
・丁薛祥副首相は開幕式典で「誰もが貿易市場の問題に関心を寄せている。鍵となるのは貿易均衡をいかに実現するかだ」と述べ、CIIEは「輸入拡大への積極的な措置であると同時に、開かれた世界経済の構築を提唱する具体的な行動でもある」とした。
・CIIEには、多くの国に対する貿易黒字への批判に対抗し、中国が自由貿易志向であること示すために開始された。しかし、欧州連合(EU)や米国などとの貿易不均衡は拡大する一方となっている。
・26年の中国の貿易黒字は、25年の1兆2000億ドルを上回るペースで推移している。26年1─10月の輸出は6.7%増加した一方、輸入の伸びはわずか3.7%にとどまった。これは内需の低迷を反映しており、中国の強力な生産力と軟調な国内消費の不均衡を浮き彫りにしている。