[ソウル 5日 ロイター] - 韓国国防省は、海賊対策にあたる海軍の「清海部隊」の活動範囲をホルムズ海峡に近い海域まで拡大する方針を明らかにした。トランプ米大統領がイランでの戦争への支援を求め、韓国に圧力をかけていた。
同省報道官は聯合ニュースの報道を確認し、2026年末に期限を迎える同部隊の中東派遣期間を延長する同意案を国会に提出すると述べた。
清海部隊は商船の安全な航行を確保するため09年からアデン湾に駐留。放送局YTNによると、現在は4400トン級駆逐艦1隻、海上作戦用ヘリコプター1機、最大3隻の複合艇、約300人の隊員で構成されている。
国会に提出される同意案は、李在明大統領と閣議の承認を経る必要があり、部隊の活動範囲をホルムズ海峡から約650キロ離れたオマーンのドゥクム港付近の海域まで拡大する内容。
トランプ氏は、イランでの戦争に対する韓国の支援が不十分だと批判し、今夏の米韓両軍による合同軍事演習を縮小。韓国に動揺が広がった。
李氏は9月18日、韓国が紛争に巻き込まれかねない形で中東に部隊や装備を派遣することはないと述べた。一方、同地域の航行の安全確保で、より大きな役割を果たすことを検討していると説明していた。