[北京 3日 ロイター] - 中国の百度(バイドゥ)は3日、ロボタクシー(自動運転タクシー)の学習向けに現実世界の環境を再現し、その変化を予測する人工知能(AI)システム「アポロ・ワールド」を発表した。自動車メーカー各社は自動運転車の開発コスト削減を図っている。

百度によると、アポロ・ワールドは1日当たり最大10万キロの模擬走行を生成できる。安全監視員が同乗する自動運転車による実走行試験の約3年分に相当するという。カメラや高性能センサー「LiDAR(ライダー)」の観測情報など多様なデータの流れをリアルタイムで生成でき、自動運転システムが仮想環境を直接認識し走行できるようにする。

百度は、世界各地で運行を予定するアポロ・ゴーのロボタクシー車両群の学習に、アポロ・ワールドを既に使用していると説明した。百度傘下のアポロ・ゴーは中国最大のロボタクシーサービス事業者で、文遠知行(ウィーライド)や小馬智行(ポニーAI)、モメンタ・グローバルなどと競合している。

独フォルクスワーゲン(VW)の中国の提携先、小鵬汽車(シャオペン)も2027年にロボタクシーの運行を開始する計画だ。

モルガン・スタンレーは、中国のロボタクシー車両が35年までに100万台に達する可能性があると推計している。

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