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[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツのメルツ首相は3日、ウクライナのゼレンスキー大統領とベルリンで会談し、来週に実施される米国、ロシア、ウクライナの3カ国による実務者協議でロシアは停戦と和平合意に真剣に取り組む姿勢を示さなければならないとの認識を示した。

ゼレンスキー氏はメルツ首相との共同記者会見で、3カ国の交渉担当者が10─11日にアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで協議を行うと明らかにし、ロシアとの和平成立後に欧米がウクライナに提供する「安全保障の保証」のほか、エネルギー施設への攻撃停止を目指す「エネルギー停戦」や、食料輸出を確保するための黒海での停戦などについて協議されると述べた。

米国、ロシア、ウクライナの3カ国による実務者協議の実施は今年2月以来初めて。 米国のウィットコフ和平交渉担当特使は2日、同協議を10─11日にアブダビで開くと明らかにしていた。

メルツ氏は、3カ国の実務者協議の再開は戦闘終結に向けた「正しい一歩」とした上で、ロシアが停戦とその後の和平合意に向けた真剣な交渉に応じる必要があると指摘。そのプロセスに欧州各国の関与が不可欠になると述べた。これまでの協議はウィットコフ氏とトラ​ンプ米大統領の娘婿ジ​ャレッド・クシュナー氏らが主導し、欧州は大部分で協議から排除されてきた。

メルツ氏はまた、12月に米フロリダ州マイアミで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議にトランプ氏がロシアのプーチン大統領を招待する場合、ゼレンスキー氏も招待されるべきだと指摘。「ウクライナを関与させずに第三国がウクライナの将来について議論することは、私の考えでは全く受け入れられない」と語った。

ウクライナでは南東部ザポリージャ州の前線に近い集落にある学校が2日、ロシア軍の攻撃を受け、少なくとも33人が死亡。学校は支援物資の配布拠点として使われていた。ロシア軍はこの日はウクライナのエネルギーインフラに対し大規模な攻撃を実施した。

ゼレンスキー氏は、ウクライナは防空体制の深刻な課題に直面しているとし、ウクライナに対する「安全保障の保証」が必要になると改めて指摘。攻撃を受ける中でも「ウクライナには外交的措置と対話の用意がある」とし、「通常の状態」を維持して交渉に臨むと述べた。

プーチン大統領との電話会談の可能性については、期待値は低いと指摘。「われわれはこのやり方を理解している。行き詰まりにしかならない。極めて形式的で事務的な電話会談になり、実際に戦争を終わらせる具体的な措置の代わりに、プーチン氏による歴史講義を聞くことになる」と語った。

ドイツは現在、ウクライナ支援の最大の拠出国。メルツ氏はウクライナ支援は欧州の安定した政治秩序のためでもあると述べ、ウクライナに対する軍事支援の継続を表明した。

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